三菱はサーボシステムの新シリーズを発売すると発表した。

三菱電機株式会社は、サーボシステムとして世界で初めて(※1)次世代産業用オープンネットワーク「CC-Link IE TSN(※2)」に対応した新シリーズ「汎用ACサーボ MELSERVO J5シリーズ(65機種)」と「iQ-Rシリーズ モーションコントロールユニット(7機種)」を5月7日より発売します。業界最高水準の性能(サーボアンプ周波数応答※3など)とCC-Link IE TSNへの対応により、装置の高性能化に貢献し、スマートファクトリー化を加速します。

※1 2019年3月7日現在、三菱電機調べ。
2、CC-Link協会が2018年11月21日に公開した仕様に基づく、TSN技術を採用し、時刻同期により単一ネットワーク上で複数のプロトコルが共存できるイーサネットベースの産業用ネットワーク。
3、モーターが正弦波コマンドに従える最大周波数。

主な特徴:
1)業界をリードする性能により、機械の高速化と精度向上を実現
3.5 kHz の周波数応答を備えたサーボ アンプは、生産設備のサイクル タイムを短縮するのに役立ちます。
業界トップクラスの高解像度エンコーダ(67,108,864 パルス/回転)を搭載したサーボ モーターにより、トルク変動が低減され、正確で安定した位置決めが実現します。
2)生産性向上のためのCC-Link-IE TSNによる高速通信
世界初*CC-Link-IE TSNに対応したモーションコントロールユニットは、動作サイクルタイム31.25μsを実現。
ビジョンセンサーとその他の接続デバイス間の CC-Link-IE TSN による高速同期通信により、マシン全体のパフォーマンスが向上します。
3)新しいHKシリーズサーボモータが機械価値の向上に貢献
HK回転型サーボモーターは、200V電源と400V電源の両方のサーボアンプに接続できます。さらに、低容量サーボモーターと高容量サーボアンプを組み合わせることで、より高い速度とトルクを実現できます。柔軟なシステム構築により、機械メーカーの設計自由度が向上します。
メンテナンス工数を削減するため、回転型サーボモーターには三菱電機が開発した業界最小1のバッテリーレスアブソリュートエンコーダーを搭載し、独自の自己発電構造で駆動します。
設置時の時間とスペースを節約するために、サーボ モーターの電源とエンコーダの接続は 1 本のケーブルとコネクタに簡素化されています。
4)複数の産業用オープンネットワークとの接続による柔軟なシステム構成
複数の産業用オープン ネットワークに接続可能なサーボ アンプを選択することにより、ユーザーは好みのネットワークを選択したり、既存のシステムに接続したりすることができ、柔軟で最適なシステム構成が可能になります。

 

 

————-以下は三菱公式サイトより転載。


投稿日時: 2021年8月4日